川崎市議会代表質問議事録(H19/6)から その１

川崎市議会代表質問議事録を紹介する。

平成１９年第３回川崎市議会定例会（H19/6)である。しかし、この議事録が正式に開示されたのは８／２８である。凡そ２ヶ月経過している。先般、速報を１月で出すように要求した。

先ずは代表質問であるが、辞任、民社、公明、共産の４会派が人数的に権利があるようだ。以下にトップバッターの自民党・嶋崎嘉夫議員の質問項目を示す。これについて、市長、局長の答弁があり、その後、アイテムを絞って再質問する。すべて含めておよそ３時間１分程度である。

質問者として腕を見せるのは、再質問以降である。嶋崎氏はその点非常に上手で、他の会派の方よりも山場が設定されていて面白かった。

第２質問で、要望も含めて課題を指摘し、最後に質問全体をもとにして、

「今回、我が等の代表質問は、いわゆる少子高齢社会への展望をにらんだ中での今後の社会保障制度全般にわたる方向性、それを基軸に据えながらこれからどのような道を選択すべきなのか、そして、それをしっかり支えるためにも、いわゆる国や地方、そして地方の中における二極化した状況の中での税財源制度を含めた方向性について、いろいろと質疑を行ってきたところでもございます。…」

以下、重要項目についてまとめている。総花的な代表質問を非常に要領よく締めくくっていた。これが議員の“技”というものであろう。

１　市政一般について
　　○　八都県市首脳会議及びふるさと納税制度について
　　○　次期行財政改革プラン策定方針について
　　○　総合的な子ども支援として「子ども局」の創設について
　　○　川崎市財政問題研究会中間報告書について
　　○　住民投票制度について
　　○　第３回アメリカンフットボールワールドカップ川崎大会について
　　○　川崎市高齢者医療対策について
　　○　国民健康保険の被保険者証の個人カード化について
　　○　川崎市高齢者虐待対応マニュアルについて
　　○　介護保険事業にかかわる株式会社コムスンの不正行為について
　　○　はしかの集団感染について
　　○　ホームレスの調査について
　　○　市立高等学校改革推進計画について
　　○　殿町３丁目地区の整備について
　　○　都市計画マスタープランについて
　　○　市営住宅使用料の滞納に伴う建物明渡強制執行の申立並びに暴力団排除について
　　○　民間分譲マンション耐震改修制度について
　　○　都市計画道路網のあり方について
　　○　商店街の支援策と南部市場の再整備について
　　○　地球温暖化対策について
　　○　ごみ収集体制について
　　○　川崎市水道事業の再構築計画について

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