川崎市「待機児童」政策の失敗は議会も責任有り

川崎市は、2007年度当初に目指していた保育園の待機児童の解消が達成できなかった。これについては、既報である。

http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20070726

川崎市はその時「保育緊急5ヶ年計画」(H19/7/26)をまとめたが、先ず、阿部市政の失敗であることは確かである。


ではこれに対して議会の責任はないのか。


3月開かれた予算委員会において、粕谷葉子(民主党)、猪股美恵(無所属)、吉沢章子(自民党)、石田和子(共産党)、青山圭一(民主党)、東正則(民主党)、織田勝久民主党)の各氏が質問に立っており、議事録も残っているが、出色のできは石田和子議員だけである。


その詳細は、http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/kmk%201-2-5.html をみていただきたい。ランクの問題、0−2歳児の低年齢児が増えていること、その低年齢児をみる保育ママ制度の問題等待機の深刻な問題を浮き上がらせている。更に直近に出された「保育基本計画・改訂版」を読み込み、その数的不備を指摘している。ここでのこの指摘が、「保育緊急5ヶ年計画」における更なる数的見直し、2011年度までに約2,600人分の入園枠を拡大する、に反映されているように思われる。この石田和子議員の活躍がなければ、市議会の議論は惨憺たる処だからである。


しかし、だからと言って市議会の責任は解除されるわけではない。何故なら、市民からみれば、市長と共に市議会も共同責任があると考えられるからだ。

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