川崎市、待機児童解消できず 〜再度計画策定〜

待機児童解消へ「保育緊急5ヶ年計画」/川崎市
カナロコ 2007/07/26
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiijul0707543/

2007年度当初に目指していた保育園の待機児童の解消が達成できなかったことを受け、川崎市は25日、2011年度までに約2,600人分の入園枠を拡大する「保育緊急5ヶ年計画」をまとめた。


同市は02年度、「保育基本計画」を策定し、5年間で待機児童数をゼロにする目標を掲げ、入園枠を11,250人(02年度)から13,900人(07年度)に拡大。しかし、「予想を超える」(市担当者)人口急増で、07年度の待機児童数は4月1日現在で465人となったことから、市が事業の抜本的な見直しを検討していた。


コメント


“保育園の待機児童”問題は、先の統一地方選挙の市議会選挙において、ほとんどすべての候補者がその解消を口にしているほどの重要な課題である。恐らく、市議会においても毎回議論に出て、行政側が計画の完遂を約束していた事項である。


結局、それが達成できず、再度計画策定となった処に課題が存在する。カナロコの見出しに「待機児童解消へ」とあるがこれは軽率な表現である。「解消ができなかった」から「再度、解消を目指す」のである。


当初計画と比べ、「予想を超える人口急増」ということは確かであろう。7/1の川崎市人口は136万人、前年同期と比べると、2万4千人程度の増加である。

http://www.city.kawasaki.jp/20/20tokei/home/suikei/jinko.htm

高津区中原区は高層マンションブームでもあるが、この計画は以前から判ることであり、4月1日に急に判ったのではないはずである。


行政プロであれば、予測は出来て然るべきことを出来なかったのは何故か?

 
HP「散歩から探検へ」に“川崎市政との対話”を掲載
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/
MM「探検!地方自治体へ」で“川崎市の行政・議会”を議論
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/melmaga_01.html