横浜市営バス売上金窃盗事件の処分 〜カナロコ 7/10〜

カナロコニュースから。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiijul0707196/

横浜市営バスの売上金が盗まれ、市交通局職員3人が逮捕された事件で、市と交通局は9日までに、職員約20人を減給などの処分にする方針を決めた。


魚谷憲治前局長に対し、減給十分の一、三カ月の懲戒処分に相当するとして自主返納を求める。魚谷氏は3月末で定年退職し、外郭団体の社長を務めている。


県警によると、一連の事件で被害総額は約1億円に上るものとみられる。交通局が売上金の不足が判明した2006年8月の段階。また、当時は約12億8千万円に上る市営バス補助金の不正受給問題が発覚した直後。


コメント

前局長が外郭団体の社長を務めているのは奇怪である。当然、約12億8千万円不正受給問題の最高責任者のはずである。これを天下りで外郭団体の社長にするなぞは、トップリーダーである中田市長の資質が問われるであろう。


我々が滞りなく生活できるるか否かは、バス運転手であれ、ゴミ収集員であれ、配送担当者であれ、末端で作業をする人たちのモラールに大きく依存している。末端におけるモラール低下は社会の衰退を示すものである。


今回の事件に表れた地方公共団体における末端職員のモラール低下は、結局、このような市長ー局長の相互にもたれ合った“くされ縁”と鮮やかに対応している。全く、トップと末端は1対1の関係であり、末端はトップの意識を見事に映し出す鏡である。


これを補うのはミドルマネージメントの意思と実質的権限の行使しか、今のところなさそうである。



HP「散歩から探検へ」に“川崎市政との対話”を掲載
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/
MM「探検!地方自治体へ」で“川崎市の行政・議会”を議論
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/melmaga_01.html