マネージメントサイクル試案

よく知られたように計画、実行、評価、改善のマネージメントサイクルは行政での政策執行においても使われるようになっている。初めに掲げたものが通常型であり、四角に配置された言葉に一方向の→がつけられている。川崎市の新総合計画ではこの絵が使われている。


この新総合計画はH17/4スタート、第1期は3年間である。H17の評価がH18/8に報告、結果は公表されたもののおおむね良好、以外のことは何だか良くわからない。また、改善がなされたのかどうかも全く藪の中である。評価委員会のメンバーがこれで満足していたとするなら、高い税金を使って何をやったのか問いただしたい。
結局次の計画は20/4になるのであるから3年間で一回りというなんとものんびりした話である。これを許すことからして、評価委員会の怠慢である。


下側の図は試案である。先ず、議会の役割があるはずだ。ここでの最大の特長は往復運動である。実行、評価、是正の繰り返し、である。のんびりと3年間でサイクルを回す浦島太郎は民間企業にはいない。詳しい説明は別途しよう。


政策マネージメントサイクル(川崎市
計画 PLAN    →   実行 DO
  ↑              ↓
改善 ACTION  ←   評価 CHECK(点数主義)
               ↓  ↑↓
               市民 評価委員会


マネージメントサイクル(試案)
     計画 PLAN        実行 DO
「状況認識」↑↓     ←←→→    ↓↑「具体案是正」
     改善 ACTION      評価 CHECK
     ↑↓ ↓↑          ↑↓ ↑↓   ↑↓
(マニフェスト)議会 ↓↑     (マニフェスト)議会 ↑↓  評価委員会
     ↑↓ ↓↑          ↑↓ ↑↓
       市民             市民


HP「散歩から探検へ」に“川崎市政との対話”を掲載
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/
MM「探検!地方自治体へ」で“川崎市の行政・議会”を議論
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/melmaga_01.html