“公”の再生

昨日の続きだが、筆者の問題意識の根底にあるのは“公の再生”ということ。


これは官僚制という機構や組織の問題ではなく、意識の問題になる。また、これは公と私をどのように結びつけるのか、という問題でもある。昨日のブログーメルマガは「日本官僚制」というより「公と私」の意識をモチーフにしてる。


公が官に独占され、民は私に閉じこめられ、私利私欲の世界になる。
目標の喪失、モラールの喪失から官が民を真似て私利私欲の意識を生成する。
それを上目使いにみている民にその意識が還流して事件が多発する。
官制談合に象徴されるのは、官と民との互いの私利私欲による合意である。


ここまできた!当然、ここまでこないが、似たようなことが互いの既得権益確保という形で大小取り混ぜておきているはずである。


最近の民間企業の所謂不祥事をみると、トップの不作為、末端のモラール低下を痛感します。だんだんと公共事業が民営化してきているが、民の仕事もまた公を担うという意識、私益が公の目標に繋がるという考え方と行動様式が必要である。


そのため、先ず、官=公という意識を変えていく必要がある。
その意味で、行政改革は“公の再生”を一番奥の目標とする、一方、民は私と公を結びつける意識を醸成する、こんな風に考えている。



HP「散歩から探検へ」に“川崎市政との対話”を掲載
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/
MM「探検!地方自治体へ」で“自治体・川崎市政”を議論
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/melmaga_01.html