高津・宮前辺りのマンション建設問題〜昨日の続き〜

 昨日、自宅(高津区末長)の近く、KSPの前にあるNECの跡地に高層マンションが建ったことを書きながら、毎日新聞のネットニュース「向ケ丘遊園跡地のマンション計画」を紹介した。

 ここで、KSPと逆方向で南部線・武蔵新城駅側になるニコン社宅アパートの空き地のマンション建設に、その空き地を取り囲んでいる付近住民の家々に、「マンション建設反対」の登りが立っているのを思い出した。これもどの程度の高層なのか良くわからないが、にょきっと立たれると、日照の問題もあるが、先ずは非常に息苦しく感じるだろう。ともかく、景観からしてそぐわない。

 武蔵小杉駅近傍の建設された高層マンション或いは東急の駅から見える建設中の高層マンションもまた然りである。ここまで来ると、川崎市では、マンション建設をめぐって住民からの大手建設業者或いは大手マンション業者への異議申し立てが潜在的にも大きいのではないかと想像され、気になって、少しネットで検索してみた。

 すると、「鷺沼地域の住環境を守る会のホームページ」に出会った。
  http://www.geocities.jp/saginuma4cho/
 昨日紹介した「向ヶ丘遊園の会」のホームページ」もあった。
  http://homepage3.nifty.com/plaza/

 共にしっかりとした内容であって感銘を受けたし、非常に参考になるものである。更に、運動そのものにも関心をもって、今後も織りに触れてみていこうと思っている。おそらく他にもHPになっていないが、同じような例があるに違いない。

 一方で、旧い貴重な建物の保存運動があり(例えば、「消された校舎」(風媒社 2005年 筆者の書評 http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/mp_1-2.html )、もう一方で、住宅地における高層マンション反対運動がある。この両極が、今でもなお“普請中”(森鴎外)の日本を象徴しているかのように思われる。そろそろ普請から転換し、落ち着きを出すようにしないと、普請倒れ、になりそうにも感じる。