向ケ丘遊園跡地のマンション計画

向ケ丘遊園跡地のマンション計画:小田急電鉄に住民「憩いの場にして」
毎日新聞 2007年2月17日

 筆者が住んでいる近くに突如、高層マンションが出現した。KSP(神奈川サイエンスパーク)の前、NECの跡地と今では思われるのであるが、KSPを見下ろすかのように忽然と現れた感がある。景観が一変してしまう。
この辺り、川崎市では住宅街といっても工場地区であることが多く、工場跡地にマンションを建設する場合、規制が緩いという話を聞いたことがある。向ケ丘遊園跡地の行方も気になる処であるが、これは人ごとではない、という話。

以下、記事内容。

 02年3月に閉園した向ケ丘遊園(川崎市多摩区)の跡地の大半を所有する小田急電鉄(本社・東京都新宿区)が、跡地内にマンションを建設する基本計画を発表したところ、住民から「遊園地跡という公共性の高い場所にマンションを建てるのは問題」との声が上がっている。
地元の市民団体「向ケ丘遊園の会」は18日午後1時から、宿河原会館(同市多摩区)で意見交換会を開く。

 1月26日に発表された基本計画は、04年に小田急電鉄川崎市と交わした基本合意をもとに作成された。
跡地約21万7000平方メートルを4ゾーンに分け、

 「事業ゾーン」に一般マンション、高齢者対象の医療・介護サービスつきマンション、複数の開業医らが入る「メディカルモール」を建設。住戸数850戸、人口2775人を見込む。

 「ガーデンゾーン」は同市が建設予定の「藤子・F・不二雄ミュージアム(仮称)」の有力候補地となっている。総事業費は約200億円で、09年10月の着工を予定している。

 これに対し、同会の松岡嘉代子さんは「遊園地跡という公共性の高い場所は、もっと開かれた市民の憩いの場にすべきだ」と主張。小田急電鉄広報部は「今後、市民の方の声を聴いたり、直接説明する機会を設けたい」とコメントしている。

「吉井 俊夫のHP・散歩から探検へ」に川崎市政関連の論考を掲載。
 http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/
07/02/9以前の川崎市地方自治関連は、ブログ「備忘録」に掲載。
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