中田横浜市長辞職・「疑惑・訴訟」と「国民運動」の鮮やかなコントラスト

厳しい論調が多い。特に東京webは「説明責任を果たさず」と強く批判している。

筆者の感想は、
「金に関する疑惑、訴訟も含めた女性問題」の身辺と、
「国民の立場から国民運動をやり、国を変えたい」気持ちとの、
鮮やかなコントラスト!と言う以外にない。

中田市長辞職、横浜市民にも波紋広がる カナロコ 2009/07/29
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjul0907729/
 横浜市中田宏市長(44)の突然の辞職表明に、市民は驚き、首をかしげた。初当選した2002年には37歳の最年少政令市市長=当時=として脚光を浴びたが、最後は首長連合などで国政への発言を繰り返しての辞職。横浜の街に「なぜいま?」の波紋が広がった。
メディアへの積極的な露出を「市長ポストがキャリアアップの踏み台にされた」(市内の企業経営者)と見る向きも。
 「結局、横浜への愛着がなかったのだろう」。ある関係者は「東国原宮崎県知事らと同様、テレビ育ちの政治家の一人だったということだろう」と、国政での変革のうねりに合わせたかのような降板劇に厳しい視線を送った。
 2期目は、交際していたと主張する女性から訴訟を起こされ、週刊誌で度々取り上げられるなど、知名度ゆえともいえる問題が広がりをみせた。市会関係者は「(最後は)票が逃げる話が多かった」とつぶやいた。

長広舌、説明責任果たさず 辞職の中田市長 東京web 2009/07/29
『開国博』入場低迷 代理店に“責任転嫁”
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20090729/CK2009072902000068.html
 市長の任期を八カ月余り残し、二十八日に辞職願を提出した横浜市中田宏市長。約一時間二十分にわたる記者会見では、とうとうと自説を展開したが、「開国博Y150」の入場者低迷をめぐり責任転嫁とも取れる発言が出るなど、辞職に対する疑問に正面から答えない場面もみられた。市民や市職員からも、厳しい声が相次いだ。
◆市民ら『残念』『身勝手』 中田市長の電撃辞職は市民や市職員にはどう映ったのか。
 「うすうすこうなると思った。国政に戻るためのワンステップだったのでは」「市長として顔を売り、ミスが出る前に退いた方がいいと思ったのだろう」と冷ややか。
 「国政の状況を見て、流れに乗ったということだろう」と話した。
 退庁時、多くの市職員は「分かりません」など語り、足早に立ち去った。しかし、「予想はしていたが、市政を投げ出した感じは否めない」と首をかしげる二十代の男性職員や、「身勝手だ。万死に値する。憤りが大きい」という三十代の男性職員のように失望をあらわにする人もいた。

横浜市長 8月辞職(2009年7月29日 読売新聞)
「市政投げ出し」職員、市民ら困惑
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20090728-OYT8T01175.htm
 「なぜこの時期に」「任期途中で職務を投げ出すなんて」。
 「来年度の予算編成に向けて大切な時期。官民一体で取り組んでいる開港150周年記念事業の最中でもあるのに」。自民党佐藤茂団長は憤りを隠さなかった。
 中田市長は、市長選を衆院選と同時にすれば、約10億円を節減できることを理由の一つに挙げた。無所属クラブの宇都宮充子団長は「市長選の経費はすでに予算に盛り込まれている。その経費が節減できるからとの理由での辞職には納得できない」と話した。
 民主党市議も「投げ出し辞職だ。選挙期間も準備まで短すぎる。能力のある人を選べるのか」と怒りをにじませた。