「地方分権」ではなく“地方主導権”はあるか

以前にスイミーモデルを提唱した。
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/pfr_2_1.html
新党「自治体」〜スイミーモデルは可能か
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20080110

地方分権」ではなく“地方主導権”であり、新党「自治体」である。

地方分権」とは「地方が国へ権力を分け与えること、本来は住民主権」であると福島前我孫子市長は喝破している。これこそ“地方主導権”の考え方である。

今はこの流れは加速するだけである。
しかし、解散直前の時期に首長連合を募って動いてみても、その意図が憶測されるだけでさらに混沌とするだけに思える。

今の政局絡みでは思惑が表面に出て、ともすると取引の材料としての「地方分権」が目立つからである。改革派を任ずる首長連合は“事件の囚人”にならざるを得ない危うさがみうけられる。いわんや自民党にすり寄る首長は単なるオポティニストであろう。

少し冷静にみれば、自民、民主は既に政局という巨大な事件のなかで主人になることを放棄しているようにみえる。そうすると、彼らへの接近は“主導権”を握るというよりも右往左往に巻き込まれる“死の接吻”となる可能性も…ということで、筆者は辛い見方をしている。