市民による“川崎市議会を語る会”発足〜議会基本条例制定と共に〜

 筆者も含めて呼びかけ人4名で “川崎市議会を語る会” を立ち上げた。
 『議会基本条例』を市議会が具体的に始動させるように……

活動内容            活動の割合
1. 住民による市議会活動の検証   80%
 〜「議会白書」作成をモチーフに〜
2.「地域政府と住民自治」の研究  15%
 〜大都市での議会の役割と住民自治
3.他自治体住民(団体)との交流  5%
 〜持続的な活動へ向けて連携と共有〜

 川崎住民で会へ参加される方を募集すると共に、
自治体住民(団体)の方からのご連絡を頂き、互いの交流を図りたいと存じます。

川崎市議会の6月定例会は既に始まっている。最後まで「形式的な非公式機関」による「実質的な非公開審議」によって『議会基本条例案』は作られ、議会に提案される。議員提案は委員会審議を省いて本会議に上程されるのが常である。17日の代表質問終了後におそらく討論も無く、賛成多数で可決されるであろう。

 http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjun0906261/

 提示された素案に対するパブリックコメントで筆者は、
 『住民にとっての課題は提案の「真贋」を測るメルクマールをもち、「贋」であれば、あるいは「贋」と疑われる部分を少しでも含むものであれば、それを「真」へ変換するような“提案”をおこなう厳しい態度をとることである』と論じた。
 http://www.k4.dion.ne.jp/~kmk-head/02_07_13public-comment.html

 残念ながら提案された案の前文に露骨に書かれているように、自らの権限を拡大することに主眼をおく「贋」の部分が色濃く反映し、制定されることは確実である。

 川崎市議会基本条例(案)
http://www.city.kawasaki.jp/council/project/pdf/joureian.pdf
 パブリックコメント概要
http://www.city.kawasaki.jp/council/project/pdf/pubkekka.pdf