大阪府議会基本条例を可決

府庁舎のWTC移転問題に隠れていたが、
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20090324

府議会基本条例が制定された。
報道によれば府政のチェックを強化することが特徴とのことである。

大阪府政チェック 議会基本条例制定
(読売新聞 3/25)
 大阪府議会は24日の本会議で、府政へのチェック機能を強化する「議会基本条例」を主要4会派による議員提案で制定した。財政再建策「大阪維新プログラム」のように府政全般にわたる行政計画に対する議決権を新設するとともに、府議会独自の調査機関を設けて政策立案能力を高める。

実際の条例をみてみよう。
第六章 知事等との関係において12−14条が当てられている。
先ず、「12条 監視機能の充実」である。「13条 政策立案及び政策提言」よりも先に挙げられている。ここはこれまでの条例にはないように思われる。確かに特徴といえる。

 第六章 知事等との関係
(監視機能の充実)
第十二条 議会は、知事等の事務の執行について、調査及び監視をする責務を有する。
2 議会は、会議における審議等を通じ、府民に対し、知事等の事務の執行についての評価を明らかにするものとする。
(政策立案及び政策提言)
十三条 議会は、議員提案による条例の制定等あらゆる機会を通じ、積極的に政策立案及び政策提言を行うものとする。
(基本的な計画の議決)
第十四条 地方自治法(昭和22年法律第67号)第九十六条第二項の規定により、府行政の全般に係る政策及び施策の基本的な方向を総合的かつ体系的に定める計画の策定、変更又は廃止は、議会の議決すべき事件とする。