川崎市に『財政的足かせ』は無くなったのか?

 今日の神奈川新聞ネットに「阿部市長が三選出馬意向を表明/川崎市」とあった。
 定例記者会見で、任期満了(11月18日)に伴う今秋に行われる市長選に立候補する意向を表明したとのことである

 会見での質問に対し阿部市長は、
行財政改革は一つの区切りとなったので『財政的足かせ』に苦しむことなく、…」
と述べた。

 『財政的足かせ』が何を意味するのか?意味深な言葉であるが…
 確か、「川崎市財政問題研究会」が庁内に設置され、昨年の秋に報告書が出され、「財政は予断を許さない」、と述べていたはずである。

 先に浅野市議会議員が川崎市の借金時計をHPに掲げていることを述べたが、
 2009-01-27 増え続ける「川崎市の借金時計」
  http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20090127

 それによれば、現時点で『9331億なにがし円』
 川崎市の市債から導き出した額を元に算定。1秒で183円増加。

 全会計合計で平成19年度末の市債残高は『1兆5121億7497万円』
 さらに主な出資法人の債務を合算すると、『1兆9000億円』を超る。

 市長は“甘辛だんご”を使い分け、話の帳尻を合わすのであろうか。