川崎市の区民会議「知っている」20%?or 8%?

区民会議に関するアンケート結果である。
新聞記事だと2割も知っていることになる。しかし、回答率が40%であるから8%と読むべきではないか。

要するに、3000人のなかで、240人程度知っていたということだ。まあ、そんなもんであろう。

記事の中で「住民参加の中心的な柱」と書いているが、それは違う。これは諮問会議であって、市長の下で仕事をすることになる。パブリックコメント住民投票の方が独立性の高い市民参加である。こういう制度が形式的に規定されているだけで、本来の草の根デモクラシーが機能するわけはない。

政治・行政 2008/11/11 カナロコ

 川崎市自治基本条例の枠組みの中で住民参加の中心的な柱となっている「区民会議」の存在を「知っている」のはわずか二割だったことが、市がこのほど実施した市民アンケートで分かった。認知度向上のための情報発信が課題として浮かび上がった。

 同アンケートは年二回のうち一回、毎年テーマを選び答えてもらっている。三千人を対象に千二百三十人が回答し回答率41・0%。

アンケートで会議の認知状況について聞いたところ、「内容まで知っている」は1・1%、「あることは知っている」は18・4%で存在を認知している人は合計しても19・5%と二割にとどまり、「知らない」と答えた人が76・2%と七割強に上った。