「全国自治体議会調査2008」から 川崎市議会は先駆的ではない 

市民と議員の条例づくり交流会議2008に参加したことは報告した。
  http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20080728
 その中での話題を川崎市議会の状況と関連させて幾つか報告する。
 
上記の話題も含めて
「メールマガジン」探検!地方自治体へ 第60号で報告したので読んで下さい。

ここでは「全国自治体議会調査2008」から一つピックアップ

調査対象:全自治体議会(1,858団体)
有効回答1517議会(回収率81.6%)
 質問は全部で「29項目」

問22【市民との対話の場】 議会主催による議会報告会等
 *市民と直接対話する場を設けていた議会 …130(8.6%)
  ・内訳:政策的立場や意思決定内容説明 … 22(1.5%)
      議会の議題を設定した意見交換 … 84(5.5%)
      テーマを設けず、定期的に懇談 … 27(1.8%)

「筆者コメント」
 川崎市議会では市民との対話の場」は未だ、全く配慮されていない。

 議会報告会の位置づけは基本的に説明責任を果たす場であろう。それは議会広報、議事録等のうえに成り立つ。従って、市民も例えば議事録を読むという準備が必要である。直接的な対話から直ちに政策が出てくるわけではないが、議会及び議員の考え方を伝えコミュニケーションをとることは必須である。

 川崎市において1995年から多摩区で4年ごとの市議会選挙前に「候補者と語る会」が始まり、それが1999年以降、毎年開催の「市議会議員と語る会」をできるだけ全部の7区で開催するように進化して現在に至っている。筆者は今年からの新参者であるが、これまで粘り強く持続されてきたメンバー方の「先見の明」を称えたい。

今後とも充実させると共に、これが議会主催の議会報告会として規模もおおきくなるように議会へ働きかけていく必要がある。

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   http://www.k4.dion.ne.jp/~kmk-head/
 ◆3月会議録 分類・分析・評価掲載◆

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