マスメディアの内幕 『市民と議員の交流会議』の話題から


市民と議員の条例づくり交流会議2008に参加したことは報告した。
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20080728

その中での話題を川崎市議会の状況と関連させて幾つか報する。

先ず、マスメディアの内幕、朝日新聞である。

すでに「全国自治体議会調査2008朝日新聞記事」で、以下が掲載されている。
朝日新聞2008年6月1日地域総合面 列島発!全国議会アンケート(上)
 縮む議会・改革の芽 一けた議会が急増 住民報告会を条例化
http://gikai-kaikaku.net/pdf/080601asahi.pdf

朝日新聞2008年6月8日地域総合面 列島発!全国議会アンケート(下)
 当たり前の議会 道半ば/廣瀬克哉「市民と直接向き合うのが責務」
http://gikai-kaikaku.net/pdf/080608asahi.pdf

 今回はその調査結果の報告、菅沼栄一郎・朝日新聞論説委員と調査を報告された長野基・跡見学園女子大との対談があった。
 その対談の中で菅沼栄一郎氏は朝日の中でも地方自治に関心をもつ記者は圧倒的に少なく、調査結果を新聞紙上に掲載するに当たっても相当なバトルがあったことを述懐された。
 平均的デスクは自治体議会に関心がない。政務調査費騒ぎのようなセンセーショナルなことには気が付くが、概して自治体議会の地位は低い。
 地方制度協議会などについては殆ど見向きをしない。また、議員提案などについても理解が及ばず、そういうことがあったにしても市民の眼に付かない取扱になる。

 こんな具合である。川崎市の場合も記者クラブにいる若い記者は真剣に取り組んでいるが、理解という点で市長ー議会ー役所職員ー市民の関係をその人なりの枠組を作っているとも思えない。

 それにしてもこのような状況はマスメディアだけに責任があるとは言えないはずだ。