メルマガ発行 第58号 08/07/13 「意思決定への住民参加」へ向けて

〜住民側からのアプローチ〜

「MM」 探検!地方自治体へ
  http://archive.mag2.com/0000219072/index.html

以下の内容。

1.問題の所在
2.スイス・チューリッヒ市の例〜岡本三彦准教授の著作より〜
3.具体的案件を検討するアプローチが何故なかったのか
4.おわりに 〜情報共有・参加・協働〜

 前回、及び前々回に引き続き住民投票条例を議論する。
 住民側がその活動として如何なるアプローチを示すべきか、考えてみたい。
 
 住民投票条例は具体的案件を対象とする。
 川崎市の場合、案件が何なのか全く掴めない状況にのもとに条例が成立。
 市長が記者会見で、「まさしく住民投票制度でそこを改正したいというのであれば、それは当然対象になると思います。」と言う始末。

 “悲劇”が“喜劇”になるとはこのことであろう。

 なお、岡本三彦准教授の講演と著作を参考にさせて頂いた。ここに謝意を表します。

 (『現代スイスの都市と自治チューリッヒ市の都市政治を中心として』
   早稲田大学出版部、2005年)