川崎市議会、住民投票条例・形式的修正案を採択


1)これまでの住民自治の成果を“逆戻り”させる条例であり、
2)委員会審議で出された意見が修正等に反映されず、
3)僅かながらでも“市民が集結”し、広く市民討議を呼び掛けた
にも関わらず、

 全く物笑いの種になるであろう以下の付則をつけて自民、民主、公明の賛成で採択した。
 (現実は1.1元代表制「市長対議会=1対0.1」であることを象徴する超形式的修正)

 「市は施行後適当な時期に、条例に関する法制度の動向、条例による住民投票の実施状況、社会情勢の変化などを勘案し、必要な措置を講ずる」

更に、総務委員として質疑をした民主党・飯田議員はブログ2008/06/16(月)に、『非常に大きな意味を持つ修正案だと考え、……原案のままでの採決だったならば「賛成」の立場ではなかったことでしょう』 とぬけぬけと書いている。

 共産党と猪股議員は上記1)をすべて正常に戻し、住民発議の署名数を1/10から1/20に緩和する修正案を提出した。川崎市議会が全国に地方自治体市議会に対して面目を保った内容であり、後生の川崎市議会議員から感謝されることは確かであろう。


今回の長時間傍聴はしんどかったし、ストレスもたまったが、議員にとっても厳しい委員会審議の議論だったはずである。

 そこから議会の底に漂う雰囲気を肌で感じることが出来たと実感している。
  
              “閉鎖性”
 
 逆に言えば、議員・会派が本気を出した部分、即ち本性を出した部分があったからでろう。また、それを露わにさせたのも今回の活動があったからで、自分自身としてはポジティブに考えている。

 議会傍聴の老舗「相模原市議会を良くする会」などは、これまでの傍聴でいやというほど感じてこられてきていると推察する。

なお、以下参照・
川崎市議会への関心を広げる市民の広場」
   http://www.k4.dion.ne.jp/~kmk-head/
  詳しくは、
   http://www.k4.dion.ne.jp/~kmk-head/01_jyuuminntouhyou.html
  今回の総括は、
   http://www.k4.dion.ne.jp/~kmk-head/01_01_soukatu.html