傍聴不許可 違法性認めず 2008年03月27日 朝日


またまた、市議会の“悪い”ニュースである。

 裁判長は「委員会がモニター中継され、記録が公開されている点などから委員会の内容を知る手段はある」。しかし、「モニター中継され、記録が公開される故、傍聴を否定する理由はない」とも言える。どちらの立場に立つのか、これが「“市民参加”に対する哲学」の相違を表すことになる。以下、記事。


 横浜市議会常任委員会の傍聴を不許可にしたのは違法として、「よこはま市民オンブズマン」のメンバー綾部祥一郎事務局長(68)が同市を相手取り、30万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、横浜地裁であった。
 三木勇次裁判長は「傍聴不許可に違法性を認めることはできない」として請求を棄却した。原告は控訴する方針。
 原告は06年9月27日、同市議会の都市経営・行政運営調整委員会の傍聴を申請したが、許可されなかった。07年2月に地方自治法で定める「会議公開の原則」に反しているなどとして提訴した。
 判決で三木裁判長は「委員会の公開は条例に委ねられている。『会議』に委員会が含まれると解釈することはできない」と退けた。その上で、委員会がモニター中継され、記録が公開されている点などから「委員会の内容を知る手段はある」と指摘した。
 判決後の記者会見で原告代理人の森田明弁護士は「判決は、委員会傍聴が全国的に広がっている流れに逆行している」と批判した。
 同市議会は06年10月から、委員会では予算、決算特別委員会の局別審査に限り、一般の傍聴を認めている。

お知らせ

     「川崎市議会議員と市政を語る会」
       〜高津区選出議員を囲む〜
     日時 08年5月24日(土) 10時ー12時30分
     場所 テクノセンターホール
     参加自由

     市民の皆様の参加をお願いします

     主催 高津区実行委員会