地方自治体の公共施設はアイデンティティを必要としないただの建物か
〜ネーミングライツはどこまで可能か〜
命名権導入 市、見送り 2008年02月21日 asahi.com
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000802210023
「はまぎん こども宇宙科学館」の新名称を発表した中田宏市長(左)と横浜銀行の小川是頭取の写真と対称的な「新聞表題」で面白い。
見送った施設は「横浜開港資料館」と「市歴史博物館」である。資料寄贈者や市民から反対の声が相次いだためと新聞には書いてある。
公共施設が長期に使用されるはずである。一方、企業は浮き沈みがあるし、社名の変更は最近の松下ーナショナルにみられるように知名度で判断される。
マネーは万国共通性があるが、それ故に、そのものにアイデンティティはなく、ただの数値である。福祉価値に対して名誉価値が存在する理由である。