市議会での良い質問とは何か〜枠組設定〜 メルマガ31号発行

メルマガ 「探検!地方自治体へ〜川崎市政を中心に〜」第31号 07/10/13を発行した。

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昨日の「良い議会」に関する全体的な議論である。この後、具体的な分析を掲載していく予定である。


市議会での良い質問とは何か〜枠組設定〜

1.問題の所在
2.質問と答弁の関係
3.「質問の主旨」区分け〜「良い質問」へのアプローチ〜
4.行政側から得る最終的アウトプット


以下、問題の所在を抜粋する。


1.問題の所在


議会会派の掲げる政策の実現過程をフォローすることは、結果としてその会派のマニフェスト・公約を検証する軌跡を残していくことになる。即ち、マニフェスト・公約は「検証を前提として作られた政策体系」と定義されるからである。更に、市民に投げられたボールとしてのマニフェスト・公約を受けとめ、議会へ投げ返すというアクションは、到達点からこの軌跡を辿ることに他ならない。


では、政策体系或いは政策の中味は何か?議会自らの領域である議会改革も住民自治の拡大もあるだろう。それと共に、市民の市政への期待が、行政政策全般にわたるものである以上、行政が実行する政策そのものが各会派の政策体系として掲げられるのは当然の帰結である。すると、それを検証する市民の立場としては、首長が責任を負う行政政策に、議会会派としてどのように、どの程度貢献したのか、判断する必要がでてくる。


1)この場合、行政側が実行を宣言した政策について、即ち川崎市においては新総合計画であるが、何をもって議会会派の活動として検証するのか?議会で質問し、あとは行政の実行結果を待つだけか?これでは中学生の夏休みの宿題である。


2)議会は討論の場である。それならば、討論を通して認識を形成し、課題を提起し、克服案を形成する、そのプロセスが重要になってくるのではないか。


以上の基本的考え方に立って、討論の場としての議会において行政政策を進展させる論議を行うことが先ずの活動であろう。平たく言えば、政策の進展を図るという意味での「良い質問とは何か?」である。これを明らかにすることができれば、検証作業を進めるに向けて楔を打ち込めたことになる。


本稿はその試みとして理論的地固めをすることを目的としている。初めての試みとして、稚拙で、かつ、粗っぽい部分はあるが、少しでも認識を新たにすることが含まれ、次の検証作業に進めば成功と考える。


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