検証するのは「政策」である
これまでマニフェスト・公約を検証することを考えて活動してきた。これまでを振り返って、二つの点で大きな問題があることが判った。
1)「マニフェスト運動」による浸食
マニフェストと公約を並べ、更に検証としたにもかかわらず、マニフェスト運動に関係する方が何のバリアも感ぜずに会へ入ってくる。それは良いのだが、所詮、運動と検証の区別が付かず、マニフェスト運動の論理を会へ持ち込もうとする。
素朴な市民の会は、これでは成り立たない。そのような方は会則違反であり、退会に値する。
2)公約と言っても雑多
選挙での公約は個人のレベルまで含めると、精神論、露骨な地域振興等も含まれる。
以上のことから考え直してみると、我々が「マニフェスト・公約」を振り回す必要はないことに気が付く。筆者自身は「マニフェスト・公約」を「検証を前提とした政策体系」と定義し、新聞記者との会見でも『「マニフェスト・公約」=政策体系は市民に投げられたボール』であるとしつこく表現した。
そうであるならば、「政策」と呼べばよさそうである。
「政策」、そうすればイメージとして理解し易いし、説明も分かり易くできる。
これまで気が付かなかったことは迂闊であったが、おそらく、筆者自身にもバイアスがあったのではないかと反省している。
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