“関係”は無くなっても“縁”は繋がっている〜卒業生の優勝に寄せて

 コーチをしている少年サッカークラブの卒業生が通っている中学校が川崎市サッカー大会で優勝した。7年ぶりとのことである。その優勝戦が今日、その中学校のグラウンドでおこなわれたので、応援しに行った。

 試合は優勝戦らしく一進一退であったが、ひとりひとりの個人技術ではその中学校の方が相手の中学校よりもやや上で押していた。しかし、結局共にゴールを割れず、延長でも得点なしでPK戦に突入。相手方が2本入らず優勝することができた。
 

 すごく嬉しく、また、気分も晴れやかになったが、単に優勝したことを分かち会えたというだけではなく、それ以上の何かがあるような気がして、その気持ちがどこからくるのか考えてみた。


我々コーチと選手たちとは、お互いに知らない他人同士であったが、“縁”あってコーチと選手という“関係”になった。小学校卒業と共にその“関係”は解消した。しかし、中学生での晴れの決勝戦を、久し振りに会った父母の方と一緒に応援し、選手たちの成長に感じいったことで、実際の“関係”がなくなってもお互いの“縁”は繋がっているのだ!と確認できたことが嬉しかったのだ。小学生時代に生活の一部を共にしたことが今でも繋がりを保っている、これが我々コーチにとってすごく深い喜びなのだと思う。こういうことが地域のボランテイア活動の妙味であろう。



HP「散歩から探検へ」に“川崎市政との対話”を掲載
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/
MM「探検!地方自治体へ」で“自治体・川崎市政”を議論
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/melmaga_01.html