川崎市議会基本条例・中間報告〜検討課題での確認事項2〜

川崎市議会基本条例・中間報告〜検討課題での確認事項2〜

前回に続いて
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20090309
今回は『中間報告の前文』に移る。

 記者会見の「議会基本条例制定に向けた検討状況について」において、市議会議長は

「…市政における議会権限の充実・強化を図るため、分権時代にふさわしい議会のあり方や議会の基本理念を検討し、…」と述べている。
「分権時代にふさわしい議会のあり方や議会の基本理念」を「議会権限の充実・強化を図るため」に検討すると言っているが、これはまったくおかしいではないか。
 
 “基本理念”があって、そのもとで「議会権限の充実・強化」の必要性を検討するのではないか。

 あるいは事務局がつくった資料を棒読みしているのかもしれない。それにしても事務局議事課長、次長、局長はチェックをしていないのか?
 少なくとも記者会見の当事者、議長は原稿があろうがなかろうが、メッセージを自分自身で考えなければならない。だが、この議長さんは頭の中で議会改革を本当に理解できているのか疑わしい。
 記者クラブの記者たちも気が付かないのか、ため息がでてくる〜。

 しかし、次の「議会のあり方検討プロジェクト中間報告」においても同じ轍を踏んでいるようだ。
 いや、こっちが先ずあるのだ。

 「他都市で制定された議会基本条例を調査するなどし、「議会基本条例制定に向けた検討課題(例)」を作成し、議会基本条例制定を目指して議会のあり方や基本理念について協議を進めてまいりました。」と述べている。

 実際の議論が後先になることはいくらでもあることだ。検討課題を並べて議論しているうちに、“あり方”や“基本理念”に到達しないとは限らない、と言えば言えないこともないのである。
 しかし、実際に“あり方”や“基本理念”が議論され、ここに報告され、検討課題と整合が取れていれば、の話である。そんなことは報告書のなかに微塵もみられないのである。

 プロジェクトメンバー議員の中で本気で考えた人はいるのだろうか?

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請願「賛同者の追加署名募集中」 審議日程未定 
09-2-23提出 川崎市議会を語る会実行委員会有志

住民に開かれた方法で「議会改革及び議会基本条例案」を策定すること、
以下の内容を含む
1)会議の公開、
2)住民への説明責任と住民との対話、
3)住民の提案あるいは要望を議論へ反映

詳細はこちら
http://www.k4.dion.ne.jp/~kmk-head/02_07_9seigannsho.html
 http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20090223

追加署名をお願いします!!用紙はこちら
http://www.k4.dion.ne.jp/~kmk-head/images/seigan-shomei-natuin.pdf

*恐れ入りますが、用紙をプリント、署名・捺印し、下記住所へお送り下さい。
*ひとりだけでも、まとめて記入されても結構です。  
  〒211-0013 川崎市高津区末長1412-1-301 吉井俊夫宛